合気道二代道主 植芝吉祥丸先生 演武
合気道の円い動きというもの。
心も体も、すべて一体となって、手の先、足の先に至るまで円く動くということ。
こうした、体が一体となって動くというところ。 そうしたことをお考えいただいたら、いいと思うのでございます。
単に円く動くだけでは、それはなんにもなりません。
円く動くということは、中心がしっかり、在るということです。
中心、不動の中心が在るということです。
そしてそこに、人間的な、非常な、厳しさというのが、確立して来なければなりません。
それは、日日の、鍛錬によって、培われるものだと、私は信用しております。
合気道の人間養成というものは、非常に、いろいろな面で、力を発揮して来るものだと、私は、信じております。
相手と自分の調和と言いますか、まったく無理せずに動くところに、合気道の良さがございます。
自然の動きに即応し、また自然の動きに調和して、そして人間性を磨いて行くと、いうところ。
これが合気道の本質ではなかろかうかと、思います。
(1993年、全日本合気道演武大会、道主説明演武より)
Blog
20150329 新宿セミナーの整理
2015年3月30日合気道論
3月29日のセミナーは、「合気道 MATSURIGI」としての初セミナーのような形になりました。 剣の基本の振り方や半身の剣や歩法、体の転換、そして抜刀、最後に呼吸法。 今後自主稽古などもやっ …
なぜ技が掛からないのか
2014年10月3日合気道論
「段取り八分仕事二分」という言葉がある。段取りとは物事を行う順序や手順やその準備のことであり、会社で言えば事業計画でもある。 銀行だって事業計画を見て金を貸すか貸さないか決めるのである。 ゆえに、段取りをしないで始める行 …