日本には議論が出来ない人が多すぎます。何ででしょう?
子供の頃から言い争いはみっともないという教育を受けてきたからでしょうか?
口の多い者は信用出来ないからでしょうか?
そんなのは昔のお百姓さんらのお話だと思います。喋らなければいけない時は喋らないといけない。
合気道の開祖なんか稽古時間の半分以上喋りまくっておられたそうです。(笑)

そんな変な勘違いがあるから、国際間の交渉において日本はいつも遅れを取るのでしょう。昔っから何回同じことを繰り返したら気が済むのでしょうか。
権謀術数渦巻く国際社会に、国会の答弁もアンチョコなしでまともに出来ないような人間を送り出して、一体何が出来るというのでしょう。
いくら知識ばっかり達者でも、いざと言うときに臨機応変に使えなかったらダメだと思うんです。

それとやっぱり交渉事は「腹」です。どしっとした「腹」がなかったらあかんと思います。
その安定感が相手をビビらせるのではないでしょうか。安定感は自信ゆえに生まれるものと思います。
大和魂というものは、神州不滅の絶対の自信にこそ宿るものではないでしょうか。
今の日本の人たち、どれだけの人が我が国に絶対の自信を持っていらしゃいますか?
自信があれば何も恐怖することはありません。アメリカや中国とも仲良くやっていけます。
一時的にアメリカの属国のようになっても、大和魂はなくなりません。我が国の言葉と国土が消滅しない限り神の国日本は不滅です。
たとえ外国人が巷に溢れても、我が国に住む限り彼らは日本の心を学び、日本人になっていきます。

日本はけして単一民族の国ではありません。様々な国々から様々な民族が流入し対立抗争を経て、混血和合しあい、そしてひとつに統合した国です。それは古事記日本書紀古史古伝等の文献からも明らかです。いわばアメリカ合衆国の大先輩です。
民族と民族の争い、宗教と宗教の争い、国と国の争いを乗り越えて来た叡智が我が国にはたくさん残っています。
合気道はその叡智の結晶です。

まずは正面と正面で向き合って相手を見極める。見極めたら半身相手の懐に入り込み、外側からと内側からの両方から相手をコントロールする。相手を思い通りに操ることが出来るようになってはじめて止めを刺す。これが武道の極意です。議論も同じ。

日本人が議論下手になったのは、江戸時代の儒教の影響が大きいのではないか。そう思います。
武道に関しても江戸時代の武道は、一部の武士を除いて、単なる教養の一部だったでしょう。今のカルチャースクールの武道教室を見てたらわかります。いや今の大学見てたらわかります。
江戸時代に叩き込まれた日本人への洗脳はそんなに変わってはないだろうと思います。

今日本人は江戸も室町も平安、奈良の時代も遡り、神武天皇以前の真性日本を蘇らせる必要があるのではないでしょうか。